明るく見える宇多田ヒカルの今?やっぱりあの運命にこだわる!?
2010年より歌手活動休止に入っていた宇多田ヒカルが2016年の今年待望の復帰をしました。
6年ぶりの仕事は、NHKの朝ドラの「とと姉ちゃん」の主題歌と、日テレ系の「NEWS ZERO」のエンディング曲のプロディースで、ファンにとっても久々の宇多田ヒカルの新曲を聴くことが出来ました。
宇多田ヒカルの復帰ストーリーはシンプルに音楽で勝負することです。
あの宇多田ヒカルの復帰に際してはあれもこれもの話題性はいらないのです。
本人もそのスタンスがベストと判断をしてシンガーソングライター宇多田ヒカルを前面に表現しましたし今のところそれが成功となっています。
8年半ぶりのオリジナルアルバムでは、収録楽曲に椎名林檎やKOHHや小袋成彬などのアーティストが参加して非常に嬉しい仕掛けになっています。
椎名林檎などは宇多田ヒカルの復帰を浮遊からの着地と言う表現で語っていて、久々の表舞台への登場に祝福の言葉を贈っています。
そして今回の復帰アルバムが予想とおり週間アルバムオリコンランキングで初登場1位に輝いています。
今でも宇多田ヒカルの作品の素晴らしさに改めて脱帽です。
そして今年2016年紅白歌合戦への初出場となりました。
どのような形で出演するかは未定ですが、とにかくNHKの今年の紅白歌合戦の大目玉であることは間違いありません。
宇多田ヒカルファンもさぞかし嬉しことと思いますが、宇多田ヒカルをみているとなんかいつも立っている土台が不安定なような気がしてならないのです。
そう今現在こうして復帰を果たしたけれど宇多田ヒカルの表情には暗い影が見かくれするのです。
宇多田ヒカルの過去から読む今の幸せ度!
音楽プロデューサーの宇多田照實と歌手藤圭子の間に1983年に宇多田ヒカルはニューヨークで生まれました。
ニューヨークと日本の間で行ったり着たりしながら多感な時期を過ごした宇多田ヒカルは、両親の結婚離婚を繰り返す特異な結婚スタイルに翻弄されながらも、15歳ですでに作詞作曲を手がける才能を持っていました。
特に母親である藤圭子の精神的病気を目の当たりに見てきた宇多田ヒカルは自分にながれる血に一抹の不安を覚えていました。
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宇多田ヒカルには切っても切れない縁としてあの演歌歌手藤圭子の一人娘だと言うことです。
藤圭子の娘であると言うことが、過去からずーと宇多田ヒカルを何かに居着かせていたのです。
意識はしないと言いながらも、演歌のトップ歌手だった母藤圭子の足跡を自分の人生の中で無意識の内に歩いていたのです。
母親藤圭子の芸能界引退後の奇行は新聞沙汰になることもしばしばありました。
その原因も進行性精神疾患という病気で、ついには2013年に飛びおり自殺という悲しい結果となりました。
母の精神の病気を家族はどうすることも出来なかったことに、宇多田ヒカルのトラウマがあるのです。
両親が宇多田の為に作った音楽事務所には宇多田ヒカルのヒットにより莫大なお金がはいりましたが、それを使いまくる母親の態度に憎しみと許しと自分だけが何故?という被害者の気持ちが複雑に交差していましたし、今でもそれが忘れてようとしてもある時、蘇ってくるのです。
だからそんなことを一旦忘れる為に宇多田は20歳で一度結婚をしています。
相手は映画監督の紀里谷和明でしたが、すれ違いや、価値観の不一致から結婚から5年後に離婚しています。
元旦那の紀里谷和明氏の実家が九州でパチンコチェーンをしていて要するにお坊ちゃまでしたからそんな甘い環境で生きている男性には、宇多田が本当に求めているものが何もなかったのでした。
若くして結婚そして離婚・・・それは母親藤圭子の同じだったのです。
当時もライブやコンサートが楽しいし充実感があるのだけど、その反面自分が分からなくなるようなことが度々ありました。
母親みたいにならないと思いながら、十代で歌手デビュー、そして20歳で結婚、そして離婚と呪われたように同じような道を歩いていることが宇多田ヒカルはには許せなかったのです。
またそれを消化するのには宇多田ヒカルは若すぎたのです。
宇多田ヒカルはいつでも幸せではないのです
そして離婚後、これから暫くは普通の人のようにバスや電車に乗って暮らしていくという主旨の「人間活動」宣言を残して無期限休止を発表したのです。
その時の気持ちも今の現在の心境も宇多田ヒカルの気持ちは変わってはいないのではないかと思います。
宇多田はずーと私は誰で・・・私は今幸せなのか?を自問して探しているのです。
宇多田ヒカルは2014年にロンドンのBARでバーテンダーをしている8歳年下のイタリア人の男性と2回目の結婚をいたしました。
イタリアのベネチアで結婚式と披露宴あげ当面はイタリアで暮らしていましたが、今はロンドンで生活をしていおります。
そして2015年の7月に宇多田ヒカルは男児を出産いたしました。
そして根が誠実な好青年の漫画みたいな明るい無邪気な旦那は今は無職でして、当然宇多田ヒカルの収入で家族は生活をしています。
そのことでも文句を言わない宇多田ヒカルの現在の心境は、お金に囚われないと言う呪に抵抗をしているのです。
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母藤圭子がした奇行やお金を蕩尽した事に対してあえて復習をするようにしているのです。
幸せにはお金は関係ないと・・言うことを今証明しようとしているのです。
そして、盲目の三味線旅芸人の祖母(藤圭子の母)と演歌歌手の母と宇多田ヒカルと三代続いた普通ではない女性芸能家系に終止符を打とうと常に考えているのです。
イタリア人の旦那を自らの家系図に組み入れたその行動についても、宇多田ヒカルは別の意味で満足しているのです。
だから子供が出来た今、あえて子育てに忙しい今のこの期に新しい楽曲を制作することに集中したのです。
もうあの事に拘りを持たない自分を信じて、新しい自分を表現したのです。
ただ旦那との関係について気になるところですが、最初から大好きで結婚した訳ではないので子種としての役目が終われば、おそらく離婚ということも考えられるかもしれません。
そして新しいアルバムの発売のプロモーションや今後の活動PRの為に、いくつかのメディアに出演の予定も入っていますので、宇多田ヒカルは今後は活動ベースを日本に移します。
そうなればイタリア人のハーフの子供をつれて母子だけの帰国もあながち遠い話でないのです。
今、宇多田ヒカルとして母藤圭子とのトラウマに決着?!
今年の紅白歌合戦の目玉として宇多田ヒカルの初出場が先日発表されました。
昔なら断っていた話だったのでしょうが、母の自殺から3年がたち、供養の気持ちも込めて、また廻りからの強い薦めもあって出演をOKしてのですが、実際に大晦日にNHKホールで歌うのではないのです。
中継になるか、録画を放送するかは未定ですが、宇多田ヒカルのカリスマ性を担保するにはちょっと憎い登場のしかたです。
今現在、ロンドンで旦那と子供と音楽制作で忙しく充実した時間をすごしていますが、頻繁に生まれ育ったニューヨークに行っているとの情報があります。
幼い懐かしい日々を感じる為や、アーティストとして刺激を貰いに行っているのですが、実はもう一つ目的があるのです。
ニューヨークには友人であり心理カウウセラーの男性がいているのです。
宇多田ヒカルはこのカウンセラーにセラピーを受けています。
自分の中に流れる祖母の血(盲目の三味線芸人)と精神疾患に苦しんだ演歌歌手の母と
自分の血脈の浄化を行なう為なのです。
それはあえて言うなら自分のトラウマを払拭することなのです。
まだ先の話だが、いつか母の歌を!!
今年の宇多田ヒカルの復帰に際して、イタリア人との再婚、ハーフの男の子の誕生と、今までの因縁を変えるような出来事が起こっています。
私は私というニュートラルなフィーリングが芽生えだしてきた気配もします。
ただ今はこれが彼女の背一杯のところなのですし、ニューヨークの心理セラピストの友人も急ぐことはないと忠告をしています。
シンガーソングライターとして今後も素晴らしい作品の発表を期待していますし、宇多田ヒカルならそれは可能だと思います。
ただ、抱えているトラウマがなくなる為には、自分の口から祖母や、母の物語を語りだすことが最終的な解決になるのです。
その為には、いつか母藤圭子のカバーを娘宇多田ヒカルアレンジで聞きたいと思わなければなりません。
紅白で藤圭子の夢は夜ひらくを・・・宇多田バージョンで聞きたいと思うのです・・・。