ブラマヨ吉田のぶつぶつ肌!ネタとして賞味期限が終わった?
お笑いブームも盛り上がっているとか、少し下火になったとかと言われている中でも、
爆笑漫才やトークをテレビやラジオで炸裂させている漫才コンビのブラックマヨネーズが、同世代のお笑い人達の中でも、一つも二つも頭が抜け出しています。
NSC在学中から大阪の若手時代でも、その掛け合い漫才には定評がありましたし、
ブラマヨは2005年のM-1グランプリで優勝をした時も「当然の優勝」という評判まで貰っていました。
その後は東京に本格的に進出し、バラエティ番組や冠番組などの多数に出演をしています。ブラマヨの面白さのエピソードでは、あのGACKTが厳しい海外ロケの時にブラマヨの漫才を見て救われた!とコメントをしていますし、木村拓哉もテリー伊藤もブラマヨの独特の「でもな?・・」の漫才が斬新で大好きだとコメントしています。
ブラマヨ吉田敬の超偏見ネタが冴え渡る!その原型が顔にあった
ブラマヨのネタを考えているのはぶつぶつ肌の顔の吉田敬です。
京都市出身で二人兄弟の長男として高校卒業まで京都の伏見で育ちます。
ごく普通のサラリーマンの家庭で、両親とも働いていた為に中学入学まで祖父母に育てられました。
その時代の苦い経験の中で、もてない男子の鬱屈が現在の吉田のネタの原型になっています。
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そもそも顔のぶつぶつはニキビの跡で、中学生のころに顔に出来たニキビを非常に気にしたので、そのニキビ対策にやばい週刊雑誌で見つけたニキビつぶしローラーで無理やり潰したのが原因で、ぶつぶつ肌になってしまったのです。
ぶつぶつ肌を非常に気にしながら多感な中学・高校時代をすごしますが、自分がもてない理由をそのぶつぶつ肌の顔に集約させ、「所詮おんなは顔で男を選ぶとか、その顔がいまいちならやっぱり頭と金なんだ!」と言う理屈を自分の中に取り入れました。
そしてその呪縛を解くために「お笑い」に救いを求めたのでした。
もともと人を笑かすことが得意で口がたったので、もてない男の自虐ネタを友達に話したら受けるものだから、さらにそれに屁理屈と人間の本音を組み入れて、負け組の「超偏見」的ネタを完成させていきました。
でも、やっぱり自分のぶつぶつの顔が大嫌いで、「キモイ」と言われるとかなり落ち込んだと当時の友達は言っています。
M-1優勝を盾にさらに突っ込んだ偏見をぶちかますブラマヨの快進撃
NSCに入学当初はお互いに別々のコンビを組んでいたのですが、それぞれコンビ解散後、相方小杉の誘いによってコンビを組む事になりました。
ブラックマヨネーズと言うコンビ名も、アンバランス感と覚えてもらい易い名前にと言う事でこの名前をつけました。
ブラマヨ結成以降は大阪の新人漫才賞を総なめにして、おもろい漫才コンビがいていると
東京のキー局にも聞こえるようになり、この頃から東京の番組にも呼ばれることが多くなったのです。
またブラマヨの二人は漫才コンビには珍しいくらい仲がいいと言うか、先輩や同期のコンビ達をよく監察していると言うか、売れる為に、笑いを取る(興す)為にしないといけないルールを自分たちで見つけそれを課しました。
それは相手を気づかう事です。
特に相方の小杉はネタを考えてくれる吉田に敬意を払い吉田の携帯電話の番号検索を1番にしていますしそれは吉田も同じなのです。
そしてたまたまだったかもしれませんが、小杉は小杉で薄毛が年々目立ち始めてきました。
ぶつぶつ肌の吉田と薄毛の小杉のコンビは、肉体的欠点を小杉は軽く流すことで、吉田はぶつぶつ肌の男の気持ちを徹底的に偏見と屁理屈に変えることで、笑いを取ってきてあの面白い掛け合いを完成させたのです。
そこで吉田敬は器の小さな男のキャラとして芸能界唯一無二の存在になり、冴えに冴え渡っていきます。
ヒラパー兄さん事件で吉田がとった神対応
ブラマヨ二人が育った京都と大阪の間にある京阪電鉄が運営する老舗遊園地・・
ひらかたパークのイメージキャラクターにブラマヨの小杉が抜擢されたのが、2010年でした。
子供ずれファミリーから、若者カップルにターゲットを絞りなおした広告戦略に、どうしてもぶつぶつ肌の吉田では・・?とのことでメインが小杉に決定します。
このCMが大ヒットとなり小杉のギャグ「ヒハー」も大ブレイクした中で、相方吉田の対応は行儀のいい大人の振る舞いでした。
その時もあえて器の小さい男を演じながら、ひらぱー兄さんの小杉を前に出した吉田の対応に周りの芸人達は感心していました。
そしてその後に小杉と吉田の最も面白いCM企画が誕生したのです。
「ひらぱー兄さん総選挙」でした。
おもしろAKB総選挙の波に乗ったこのブラマヨ二人のひらぱー兄さん総選挙は、大当たりとなりました。
結果は小杉が勝ったのですが、お笑いヒール役を見事に演じた吉田の面白さがこの企画の成功だったのかしれません。
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ぶつぶつ肌の売れっ子芸人吉田は、自分でモテル?と絶対に言わない
人気も絶頂のブラマヨ吉田の合コン好きは有名な話です。
それも若手の後輩にセッティングさせて本人は忙しいから仕事終わりにかっこよく登場すると言うことなのですが、この合コンも吉田にとってはいわゆるネタ探しであって、本気でお持ち帰りする「ごっちゃんです!」と言う様な俗ぽいものではないのです。
お金も吉田が払うし、逆に吉田敬の合コンに参加した若手に女性を進める様なことをするのです。
だから合コンに参加した女性陣からは、「良い人・・本当にかっこいい人・大人・」とかと言われますが、そこを間に受けない、ひねくれた理屈言いの吉田ですから、「あいつらの本心は違うねん!」とか「俺の金に媚てるだけ!」とかと言って変態毒舌を吐きますが、実は本当にモテた様でしたと後輩芸人は言っています。
ただ、気にし過ぎの自分のぶつぶつ肌の顔について、吉田は自分で振った乗りがたまに寒くなることがあるようで、後輩芸人の間では「吉田さんのぶつぶつ顔の事は顔色を伺ってツッコマないといけない」と言う掟もあるようです。
それも一つのネタとしてひな壇に座った時にバラス事もOKだそうで、とことん自分のぶつぶつ肌の顔をネタにする貪欲さが素晴らしいですね!
嫁と子供を持ってからは、ぶつぶつ肌のネタも色あせてくる事を知っている
ブラマヨ吉田は2013年に14歳年下の一般人の女性と結婚をしました。
そしてその発表の1週間後に男の子を授かっています。
出来ちゃった結婚ですが何処からもこの情報が漏れなかったのは見事な器の小さな男ぷりでして、何人かの後輩芸人だけが知っていたようです。
そしてブラマヨ吉田も今年で44歳になります。
廻りにはハゲもたくさんいますし、当然肌もぶつぶつになったりして老いてくる年代です。
そうなると吉田の痛快な超偏見なトークも、男女の恋愛話をしても少々色あせ気味の所が伺えるようになりますし、特に結婚して子育てをしているとなれば浮いた話にもブレーキがかかりますし、そこはつくり話しではお客さんも共感しません。
それはぶつぶつ肌もその年なら仕方がないものとして世間がここに来て認めだしてきたと言うか、気にしなくなったのですから、吉田にとっても嬉しいはずですが、何故か複雑な気持ちでしょう。
特にブラマヨの漫才の最後のオチ、「皮膚科の先生に相談してくる!」は普通にリアルな感じになり、「そうなんや!」と理解される可能性が出てきました。
事実吉田はそのことを知っています。
だから相方の小杉と二人で、「身体を弄るネタに変わるものを!創っていかないと」と言っています。
ちょうど相方の小杉も一般人女性と結婚しており、二児の父親でもあることから、嫁、子供ネタで勝負!!という声も聞こえてきます。
これからが正念場のブラマヨの二人!吉田が放つ次の矢は?
毒舌で長偏見で屁理屈たれの、ブラマヨ吉田の44歳以降の今後のお笑人としての道をさぐると、巷では色々な事が言われています。
ブラマヨ解散でピン活動!これはお互いに絶対にしない事と決めているので、「解散はどちらかが亡くなった時だけ」だそうです。
時事ネタを取り入れながらの、ボヤキ万歳をしてはどうか?と吉本の上層部から言われているらしいです。
かって大阪吉本には人生幸朗・いくえ幸子というボヤキ万歳の大御所がいていましたが、誰もその痕を継ぐものが現れませんでした。
歌謡曲や時節をぼやく漫才は老若男女に大変人気がありましたから、その枠を取ったらといわれているのですが、決心はまだの様です。
ブラマヨ吉田は今真剣に考えています。
お笑い人としての集大成のドライブをどのようにするかを考えています。
ぶつぶつ肌の顔を一旦置いといて、何を笑いのモチーフにするかを思案しています。
それは今までもそうだったように、多分敵をつくることで、吉田の偏見と屁理屈が生きてくるのです。
さて、その敵はいったい何で誰なのでしょうか?
それは「何でも金の話をするような人間」だったら嬉しいのに!!